7/4,5 CHESS@世宗文化館大劇場

私的最後のけんとりー。すぴどくんのサイン会のと前後しちゃったけど、本当はこれが大本命、旅の目的でしたから。終演後、劇場を飛びださないといけないってことで、せめて出勤時のけんちゃんを。入りのけんちゃんを。と思っていたのに、数分間に合わず。会場前についたとこで、けんちゃんの写真がばーってあがってきて泣きたかった。私のばーかばーかpq

初日とのキャスティングの違いは、
ウォルター ぱくそんうさん→ぱくそんひょさん。


私、この若いウォルターのがだいぶ好きです。お芝居って演じる人でだいぶ違うんだなっていうの、韓国ミュージカルを見るようになって感じまくりです。そのせいで、自分の目当ての子以外の公演も見たくなってしまうと言う。とにかく、このウォルターのなんていうか感じの悪さすごく好きでした。歌も上手いし、普通に背も高い。初日では響かなかったセリフ、仕草が演じ手が変わると、響き度が違ってくるなんて、面白いわぁ。


そして。肝心のけんちゃんはと言いますと。数歩前進してました(小声)けんちゃんなぁ、、、けんちゃんなぁ、、、何がなんなんだろうなぁ、、、うーん、、、なんなんだろう、、、、何がなんでこんなけんちゃん、、、、



けんちゃん、ざっくり(本当に)分けてしまうと、演技下手です(私的評価は)テレビなどを見ててよく“うっわ、何この人演技下手くそ!!”っていうような下手くそな人をみかけますが、そこまでではなく、ただ、なんとなく“うまくはないよね、、、”っていう結論になってしまうパターンというか。けんちゃん、とにかく恐ろしいくらい固くてね。オズの魔法使いのきこりかってくらい、固いんです。全体的に。だから、なんていうかセリフ回しにも感情がないと言うか。ん〜、、、なんなんだろうなぁ、、、、前回も書きましたけど、その分歌には表情があります。雄弁です(とまでもいかないか、、、)けどもやはり全体的に固い。(っていうのが翌日のしぬさんを見て余計に感じられた)



ただ、そうであっても、初日よりは柔らかくなっている部分もありました。成長してます。1幕最後、フローレンスと恋仲になるケントリー。恋仲になってからのケントリーの表情は初日よりも柔らかくなってるし、フローレンスといるときのケントリーは表情豊かです(ケントリー比)それに最後、フローレンスと別れなければいけない場面では、初日よりもはるかに眉間にしわが寄って悲壮感が漂っておりました“ぼくを捨てないで〜わんわん”けんちゃんには、もっと軽めの内容があっていただろうに、しょっぱなからこんなの持ってこられて、、、


というあれこれを抱きながらの観劇もアンセムを聞くだけでチャラ消しですけどね。けんちゃんのアンセム、本当に素晴らしいから。けんちゃんがこうやって歌をずっと歌ってくれた私はそれで幸せだ。と思わせてくれるほどに。本当に。


そして翌7月5日。何故か分からないけどどうしても見たくてどうしても諦めきれなかったこちら。


堂々と書くのも申し訳ないんですけど、びっぽちゃんにはこれっぽっちも興味がなくてですね、ステージすらちゃんとみたことあまりなくて。なので、逆にキャスティングが発表された時から、しぬさんって歌えるの?どのくらい歌えるの?そもそもどんな声なの???と、やたら興味を持ってしまって(そして、興味ないなりに、びっぽちゃんの中ではしぬさんが一番良いと思っていた)ってことで、見ちゃいました。しかも飛行機の時間のせいで1幕だけ。

初日、前日とのキャスティングの違い。
フレディ ソンウさん→ゴンミョンさん
モロコフ ボムレさん→ジャンソプさん


演じ手が変わると本当に違う。何回も言える。だって違うから。なんだろうな、ごんみょんさんの方がキレ度が控え目でいて、でもアナトリーを舐めた感じはありありで、そんうフレディがあ〜いっちゃってんな的なら、ごんみょんフレディは付き合うのめんどくさそ〜うざそ〜みたいな。(きっと誰にも伝わらないあれで申し訳なす。しかも完全なる私の感想なので、更に申し訳度アップ)

モロコフ役は、ボムレさんの声圧勝です。ということで、ボムレさん一択です。ええ、もう一択です。(というか、じゃんそぷさん、とても印象が薄くて、、、)



そしてしぬさん!!しぬさん!!!しぬさん!!ちょうミュージカル俳優向き!!!!!!歌声超ミュージカル俳優向き!!!!けんちゃんとはまた違って、柔らかくてのびやかな優しい歌声でした。歌声が素敵すぎて、聞きながらずっとにやにやしてました。だって予想以上に素敵で嬉しかったんだもん。そしてケントリーに比べて遥かに人間味のある血が通ったシヌトリーでした。というか、シヌトリーはやたらフローレンスに触っていて(けんちゃんよりは遥かに触っていた気がする)えろすでした。キスシーンで、ケントリーはフローレンスの腰に軽く手を回して一定の距離を保ってフローレンスとキスをするのに対し、シヌトリーは両手で腰を抱え、一度唇を重ねた後に、更に引き寄せるという。えろいから、、、(けんちゃんはけんちゃんでキスシーンのあと、くちびるぺろっと舐めるからやらしいんだけども)あと歌い上げる際のしぬさんの顔が、完全に→(><)こういうことになっていて可愛かったです。ぎゅっと目をつぶって泣いてる子にしか見えない。



2.5回しか観劇できなかったCHESS。結局のところ一番目立っていたがフローレンスで色々苛々しました。最後、アナトリーを待つ場面で、自分はこれから父親とアメリカで新しい生活を始めると思っているときは後ろを通過する人たちが白衣装、実は父親は本物じゃなかったモロコフの策略だったって分かった後は黒衣装なことに、ほ〜と思いました。希望と絶望、そういうものをチェスト絡めて表現しているのかなと。フローレンスが嫌いな私は、ウォルターがフローレンスにチェックメイトっていうセリフにスカッとしました。



今度は誰がミュージカルをやってくれるのだろうか。楽しみだなぁ。